2018-04-24

天然記念物柴犬保存会
















第117回 天然記念物柴犬保存会 本部展覧会 東京会場 へ 出陳して来ました。

原始的、原種的、野性的な日本犬であること。

縄文時代の遺跡から発掘された犬の標本に近い理想的な容姿を有していること。

専門的な解釈では 額段が浅く、後頭部の発達よく、広い額、鋭く深い三角眼、大きな鋭い歯、太く伸びた吻、均整度の高い体型、低めに前傾して、緊乎(しっかり)とついた耳、裏白の明確な赤毛の二重被毛(ダブルコート)、軽快な弾力のある歩容、敏感な感覚などが審査の対象となります。

一番大事な部分は 歯で 欠歯なく 完全歯であること。

今回 この117回の展覧会の出陳で、 なんと 金賞犬が出ました。(なかなか出ないんですよ。)

上記の条件全てをクリアした 犬です。

まるで オオカミかと見紛う 風貌。

私と、私の愛犬は というと 今回 他の飼い主さんが作出された出陳犬からみると とてもじゃないですが 入賞すら無理ではないかと 思っていましたが、なんとか 準特優級 (準金賞犬)を頂くことができました。

日本犬と一般に広義で呼ばれる 柴犬ですが、

自然の犬らしくない短頭・短吻・凸額・詰まった棒状の四肢・丸胴・裏白は無く、柔らかい長毛・高付の逆耳・力のこもらない尾と高付・下瞼の垂れた眼・欠歯の多い小さい歯・舌班・金属質な鳴き声 見た目が 愛らしい タヌキ顔

これと 天然記念物柴犬保存会籍の 犬 (キツネ顔)とは 全ての点で異なります。

ケンネルクラブや、日本犬保存会に属しているものの 見た目が全然違うどころか血液の生化学的研究結果も違うのです。

縄文時代から本日現在に至るまでに 日本人と一緒に山野を歩んで来た日本犬の純粋な姿を保存して行くのは非常に困難な本日現在の状況で、よく これだけの原始的な姿の犬の現状維持が保たれているのには 会場に来られたご来場者の方々も驚かれるばかりです。

私も、天然記念物柴犬保存会の仕事には驚くことばかりでした。

関東および東北からの出陳が多く、関西からはほとんどありませんでした。

もともと日本にいた この縄文犬は 南から日本人の祖先と一緒に丸太をくり抜いたような船で渡って来て、日本本土を 私達の祖先と一緒に北上したとあります。

関西でも縄文犬(天然記念物柴犬保存会籍のシバ犬)の飼い主さんが増えることを期待しながら 大阪に帰って来ました。

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